時代を掴む人間の法則 4 (コミュニケーション〜現象心理学から〜)

誰もが「傷つきたくない症候群」

人前で自分の考え方をズバズバと言える人は、とても素敵で羨ましい!いつからだろうか、人の反応を気にしながら言葉を発するようになったのは?小さい頃は、一生懸命に自分の考えを主張していたのに・・・。しかし、実は誰もが社会で生きる技術として自然に身につけた「防衛反応」であり、特に嘆く事は無いと最近になって気付いた。私だって、皆に愛されたいし、良く思って欲しい。当たり前の事である。

「真実は、態度や言葉の逆の法則」

沢山の方をカウンセリングしていた時にある事に気付いた。それは、第1印象と本当の人間像は真逆であると言う事。例えば、もし孤独を楽しんでいると感じさせる方がいたとしたならば、実は本心は凄く寂しがり屋なのである。例えば、がさつで男らしい女性がいたとしたならば、実は女性らしい弱さを隠しているだけなのである。だから、もし初めてあった方の本質を知ろうと思うならば、印象の逆だと思えばまず間違い無いだろう。(ただし、本当に自然体に生きている方や長い付き合いで言い訳の出来ない方は、当然当てはまりませんが)

「文章」「言葉」「絵画」に反映されるコンプレックス!

相手を良く知ろうとする時に「文章」を書かせたり、「言葉」を言わせたり、「絵」を書かせたりする。これは、必ず自動反応で無意識で現れる自分のコンプレックスを見抜く為である。人は、誰もが常に意識してるコンプレックス(性格、体型、状況等)がある。それを相手に悟られないように意識をするが、カウンセラーはだからこそ見抜く事が出来るのである。

コミュニケーションの極意

もし、あなたが相手の言葉に対して一喜一憂しないトレーニングをしたならば(カウンセラーの基礎トレーニング)相手の本心を手に取るように理解する事ができるし、相手の本音を引き出す事が出来るようになる。また、あなたは周りの方から信頼を勝ち取る事になるだろう。まずは、自分というものを棚上げして(プライドを全て捨てて)相手のペースに乗ってあげてください。そうすれば、相手の本当の姿(子供の時の姿そのもの)が見えてきて思わず抱きしめたくなるはずです!