エッセイ「春のカサカサ〜乾燥肌対策〜」

今の時期、女性にとっての大問題は、「肌あれ」「乾燥肌」ではないでしょうか? 

 実は、「肌あれ」は、健康状態が最も顕著に現われるところで、身体の内部からのシグナルなのです。

 肌のトラブルの最大原因は、ビタミンA、B2、B6、C、Eの不足によるものですが野菜を意識している女性にとって、ビタミンA、Cは心配ないでしょう。
特に問題になるのが、ビタミンB2、B6なのです。これが不足すると、皮膚がかさかさに乾燥します。ダイエット中の女性によく見られる現象です。

 また、これらのビタミンは免疫機能にも大きな役割を果たしていて、不足すると白血球のT細胞やB細胞、マクロファージなどの免疫細胞の生産性が悪くなり、ウィルスなどの殺傷力が低下します。(ビタミンB6は、免疫ビタミンと呼ばれているくらいです。)

 ビタミンB6は、イワシやサンマ、サバなどに多く含み、お鍋や酢の物にしていただくのがよいでしょう。また、それにマイタケやしめじと一緒に料理すれば、粘膜や皮膚を守る、ビタミンB2(口内炎の予防や治療)も一緒にとることができます。
また、心臓病や糖尿病等の生活習慣病及び予備軍の方は、それに牡蠣やはまぐり、あさりといった貝類も一緒に加えると、ビタミンB12の効果で、体を正常化に向けて浄化してくれるでしょう。

最後に、一番有効な「美肌効果」を教えましょう!

 それは、・・・毎回、万能食として出てきますが、実は「玄米」なのです。

 「玄米」には、ビタミンB2、B6、B12だけではなく、必要なビタミン及びアミノ酸がすべて入っているのです。

 「玄米」をしっかり噛んで、食べるようになれば体の中から「美しく」なりますよ!