「夢分析」

 昨日は、どんな「夢」をみましたか?
 「夢」には、新しく生まれ変わった自分で次の朝を迎えることができる、不思議な力があるということをあなたは知っていましたか?

仏教では、人間は毎日生死を繰り返していると教えを説いています。
人間は、朝に「生まれ」寝るときに「死んでいく」と・・・。
 どんなに辛いことや悲しいことがあっても、次の日にそれを引きずることはナンセンス!
なぜなら、今日の自分は、生まれたての新しい「私」なのだから・・・!


 毎日が、誕生日なんて素敵だと思いませんか?




「夢」を分析すると・・・


なぜ、神様は人間に「夢」を与えたのでしょう?いや、もしかして「夢」は人間だけのものではないかも知れませんよ?

「夢」は、実は我々が生き残る上で大切や役割を果たしているのです。

 では、その「夢」のメカニズムとは?

 我々は、「生きる」為の本能として、危険から遠ざかる(学習する)と食べ物をとる(学習する)ということを繰り返しているのです。そのために必要なのは、「記憶」であり、2度と同じ危険を繰り返さないように、また、おいしい食事にありつけるように脳の「海馬」にその記憶を一時的に焼き付けるのです。
しかし、この脳の「海馬」と言う場所は、一時的な記憶に過ぎず、短い期間でこの記憶は消されていくのです。しかし、動物にとって本当に重要な情報は、忘れないように保存しておこうとするのです。
 実は、それが「夢」なのです。人間は、寝ているときにこの「夢」を見ながら、大切な情報をまとめて、側頭葉をはじめとする大脳皮質に情報を移しているのです。

では、睡眠時間が短いと・・・その通り、十分な脳内での記憶処理ができず、忘れやすい状態になってしまいますよ。睡眠は、脳のためにも身体のためにもしっかりととりましょう。

次に「夢」を分析してみましょう。「夢」は、昼間の記憶の復習及び、精神的ストレスの解消する役割も持っているのです。
つまり、自分の見た「夢」を分析すると、現状の問題点を認識するばかりではなく、その解決方法も明確になるのです。
例えば、「空を飛ぶ夢」は、自分が外へ飛び出したい(言語でのコミュニケーションを意味する場合が多いが)現れだし、その「夢」を連続してみる場合は、自分の考えを表に出さずストレスで病気を発症したりする場合があるのです。
 また、「虫」や「死体」、「見知らぬ他人」の夢は、自分自身だったり、また女性でいうと、胎児(性的な交渉)を意味する場合が多いのです。
他にも、数字の「3」「4」もフロイトユングによると大きな意味を持っているのだそうです。
「3」は、男性のペニスの象徴であり、男性の社会や男性に関するあらゆるものの比喩として「夢」に現れてきます。
「4」は、「結婚」もしくは、完璧な状態を意味する数字です。例えば、「ゼッケン4番」「4人の人」「四角い箱」などの「夢」がこれにあたるのです。

このように、「夢」は自分にとって、重要な情報をまとめてくれる「マイ・コンピュータ」であり、また、我々の現在の悩みを解消させてくれるカウンセラーでもあるのです。

・・・だから、寝て起きると嫌なことをいつも忘れているのか・・・納得・・・。幸せ!幸せ!