「薬害」

 先日、テレビのニュースの特集番組で風邪薬が原因でお亡くなりになった女性の話をやっていました。軽い風邪の症状が出たので病院で風邪薬をもらい飲んだのですが、アレルギー症状が出て救急処置もむなしく40代の若さでお亡くなりになったとのことでした。
 皆さんは、病気になれば薬を飲めばいいやと気楽に考えていませんか?確かに、薬は一時的に抑える効果は非常に優れているでしょうが、病気を治すわけではないのです。
 病気を治すのは、皆さんの免疫です。その免疫を抑える薬の効果は、我々にかなりのダメージを与えることを知った上で我々は薬を服用する必要があるでしょう。


    あなたにとっての良薬とは何ですか?


薬、サプリメントと機能性食品の話


 最近、「薬害」がクローズアップされてきました。これは、今の医療と我々患者側の双方に対する警告なのでしょう。皆さんも、すぐ体調がおかしくなると薬や栄養ドリンクなどに頼っていませんか?しかし、これがのちのち体に蓄積された毒素として我々の体を蝕んでいくのです。
 薬には、処方箋があり飲む量が決められています。これは、ある一定量を超えると副作用が出ることが人体実験で確認されているからなのです。しかし、この実験を受けるのは、若く健康な被験者が中心でそのデータを基準に決めているのです。
しかし、実際は年配の方のほうが薬を飲む率が高いのです。では、年配の方がこの薬を飲むとした場合どうでしょうか?
腎臓から薬が排出される追跡実験で、同じ量を飲んでも腎臓で処理される量が、お年よりは若い方に比べはるかに遅いことが確認されています。つまり、体内でうまく薬を排出されないまま、次の薬をまた飲んでしまうということになるのです。これにより体内の薬の量が、副作用が出てしまう量まで高まってしまうということなのです。
かといって、苦しい状態を続けるということは非常につらいことなので薬を服用するということはしかたのないことでしょう。
では、一番良い方法は何でしょうか?
それは、病気にならない体質を作りあげるということなのでしょう。現在、健康維持を目的に多くの健康食品が開発販売されています。しかし、健康食品を取っているのに病気を発病してしまったといわれる方があまりにも多いことにびっくりします。
では、なぜそのような現象が起きてしまっているのでしょう。実は日本人の食文化の変化にあるのではないでしょか。
確かに、戦後から高度成長期時代に向かい人々は、栄養失調に苦しみました。ですから栄養失調から多くの病気が出ていたのも事実です。
その栄養失調の対処のためにサプリメント(栄養補助食品)が作られていき多くの日本人を救ったのです。
しかし、現在はどうでしょうか?
逆に栄養過多から起きる病気が多くなり、こういったサプリメントが合わなくなってきたのではないかと思われるのです。
では、今の時代の健康食品は必要ないのでしょうか?
現在健康食品の中で、医療関係者が注目しているものがあります。
それが「機能性食品」と言われるのでなのです。
これは、薬に代わるものとして開発され、大学病院を中心として多くの病院等で使われています。
この「機能性食品」は、単体であること。臨床データが整っていること。含有物に毒性が無いことなど、いくつかの条件を満たさなければ病院にて臨床用として使用できません。
科学は、進歩しています。
我々は、これらの知識を身に付けるより、より自分にあった予防方法や治療方法を自分で選択できる時代に入ってきたのです。