「おふくろの味」

「家の茶漬けを食べないかぎり安心して寝られない」が知人の社長の口癖です。その日どんな嫌なことがあっても家で茶漬けを出してくれる妻の顔を見ると魔法のように消えてしまうのだそうです。とても、素敵なご夫婦ですね。

 世の中においしい料理は5万とあるでしょう。しかし、心を幸せにするスパイスを持った料理は、たぶんひとつかふたつぐらいしかないのではないでしょうか。「悔し涙を流しながら食べたカレー、おいしかったな・・・。


あなたを幸せに変えてくれる「おふくろの味」は、どんな味ですか?



「食」の話し

 現在、書店でたくさんの東洋医学の食事療法や、マクロビオティック等の本を見かけます。
糖尿病には、小豆かぼちゃとか、むくみには小豆昆布や大根等いろいろな食事療法を詳しく載せていますが、これらのほとんどが今の医学と同じ考え方をしているのではと思いませんか?

大切なことは、病気そのものを問題にするのではなく、その病気になってしまった体質や食生活を改善することだということなのです。
ですから、まずは体質を改善するためにはどうしたらよいかを問題にすることが大切で、病気治療の為の食事療法ではないと考えます。

では、体質を改善するためにはどうしたらよいのか?
ほとんどの場合の問題点は食べすぎ。また、歯の構成通りの食事を取っていないことです。

 体質改善の基本は、まず玄米を食べることから始まります。
玄米は、繊維質やビタミン・ミネラルが豊富で我々が生きていくための栄養素をすべて持っています。
つまり完全食なのです。
だからこそ、まず食べつづける必要があるでしょう。

また、ただ玄米を炊くだけでなく、中に雑穀米や天然の塩、昆布や大根卸しや小豆や大豆等を入れて炊くことにより薬効も期待できるようになります。
また、玄米と同じぐらい大切なのが味噌汁です。
味噌は、発酵食品の代表的な存在です。
生きた味噌とよいだし(精進だし)で作った具だくさん味噌汁は、我々の体質改善になくてはならないものです。

精進だしは、乾燥昆布・乾燥椎茸・乾燥小豆・乾燥大豆・きり干し大根を一晩水につけ、ひと煮立ちさせたもので我々に必要な栄養素をバランスよく取ることができます。

みなさんが、体質改善を行おうとするとき、まずは六号食からはじめられて方がよいでしょう。
六号食とは玄米ご飯と味噌汁、梅干、おしんこのみを食べる食事をさし、約1週間から10日ぐらい続けるとよいでしょう。
その後、五号食(玄米ご版・1汁1菜・梅干・たくわん)をおこない、体質を1ヶ月かけて変えていけばよいと思います。
その後は、通常の食事に六号食、五号食を取りまでながら実施していけばよいでしょう。

よくスタミナをつけるために肉を食べようと言われるかたがいますが、動物性は、血液を非常によごす張本人なのです。
だからといって食べるなとは言いませんが、食べると血液が汚れることを理解しておいてください。