エッセイ 「甘味は、女性の特権!」
秋も深まり、たくさんの秋の産物があちらこちらに並んでいる風景をよく目にします。
柿や栗などを利用した和菓子を食した時に「本当に日本に生まれてよかった!」と感じる方も少なくないのではないでしょうか?
さて、この甘味。なぜ人は欲しくなり、また美味しいと感じるのでしょうか?
実は、人間にかかるストレスと大きな関係があるのです。
人間のメカニズムの中に集団として生活するときに、その環境(ストレス)から身を守るシステムがあります。
その中でも特に「食べたくなる!」欲求は、非常に安易で誰でもすぐ行動に移せる対応方法なのです。
特に、「愛情の欲求」は、生活していく上で非常に重要で必要な要素なのですが、これが満たされない場合、かなりのストレスがかかり、鬱病や自律神経失調症等の病気を引きおこす原因となるのです。
それを解消する為に人は「甘いものが欲しくなる」のです。この傾向は、特に女性に多く誰かの為に(家族の為に、愛する人の為に等)行動を起こした後に、相手の愛情(感謝の心等)を感じられない時にストレスを感じ、その見返りとして、甘いものが欲しくなるのです。
良くテレビ等で、お節介妬きの肝っ玉母さんがいつも自分のカバンの中に飴やお菓子を持ち歩いているシーンはとても印象的です。
つまり、女性が甘いものが好物なのは、言いかえれば女性の特権なのかもしれませんね。
…ただ、気をつけてください。余計な糖分は、体内で脂肪に変わるそうですよ!