[エッセイ「「秋風邪と腸内体温の意外な関係」

紅葉の秋・・・

 尾瀬や日光、近場では筑波山紅葉狩りと行楽を予定されている方もこの時期多いのではないでしょうか。

 しかし、楽しさと裏腹、「風邪」や「花粉症」、「体の冷え」等に悩まれている方も多いのではないでしょうか。

 もしその原因が、風邪のウイルスや花粉ではなく、にも拘らず自分の思い込みで間違った治療(風邪薬や花粉症薬の飲用等)を行い、そのことが原因で冬場にインフルエンザにかかりやすい体質に自分自身で誘導していたとしたならば、あなたはどう思いますか?

 わたしたちの体は、誤った食事やストレス、喫煙や酒の飲み過ぎ等々、長年にわたる自然のリズムを無視した生活に慣れてきたために、体の悲鳴(サイン)を感じられないようになっているのかもしれません。

 特にこの時期、体温が下がり「腸」及び「細胞内」の蠕動運動や排出作用が低下し、体内から水分や毒性の物質を除去できず、そのために免疫自体が下がってしまい、感染症にかかりやすい状態になっているのです。

 では、その予防のため(治療も含まれる)にどうすればよいのでしょう・・・。

 答えは、もうお分かりですね。汗をしっかりかき、腸がしっかり動く環境にすれば全ては解決なのです。具体的には温浴療法や乾布摩擦の実施。
 食事面では柿のような体を冷やす食べ物の量のコントロールし、体を温める生姜やニンニクを使った料理、毒性を中和するダイコンやレンコンを使った料理を多く取り入れられる工夫をすることをお薦めします。
 それにより腸内環境が改善され体温自体も上がってきて、冬場インフルエンザにかからないぐらいの免疫向上が見られるでしょう。

 最高の体調でこの秋を乗り切ることが、これからの1年間、健康で乗り切るための秘訣であることを肝に銘じてください。

『1年の計は、秋の生活にあり!』