テーマ:「病気」は、あなたにとって「敵」or「味方」?

(N)ポノポノクラブ メンタルストレスカウンセラーの皆さん、いつも、講演等でお話しをいただく課題『「病気」は、あなたにとって「敵」or「味方」』ですが、今回は再度、この内容で考えてみましょう。

まずは、なぜ我々にとって「病気」が存在しているのでしょう?

基本的には神様(自然の摂理)は、無駄なものは存在させないと考えるのです。
それなのに、なぜ我々にこんなにも苦痛を伴う「病気」を与えているのでしょう?

いつも説明しているように、「病気」は、ウイルスや障害(血行障害も含む)で大きく変化させられそうになっている体(壊れそうになっている体)をもとに戻そうとしている現象なのです。
つまり、自分で体を治そうとしているその状態が「病気」なのです。

一番わかりやすい例は、「高熱」です。
インフルエンザで「高熱」を発症したとしましょう。

なぜ、「高熱」を発症したのか?
また、誰が発症させたのか?

というと、実は、ウイルスでも何でもなく、自分自身の体(免疫力)なのです。

この「免疫」の作用(遺伝子上に書かれている、歴史的に身につけてきた経験防衛策)により、体は、「脳」からの指令で、体温を上げるために筋肉を振わせ(寒気)、ウイルスの嫌う体温40度に保つように設定させるのです。

この体温(40度)で動けなくなったウイルスとは裏腹に、我々の体内の兵隊である白血球(特にリンパ球)が一番盛んに活動し、動けなくなったウイルスを退治してくれるのです。

このように、我々は、治療している状況を「病気」と読んでいるのです。

では、もしここで、「本人が苦しいだろうから、解熱剤を飲ませよう。」と「薬」を飲ましたのならどうなるでしょうか。

自分を「脳」を「薬」で騙すわけですから(このあたりの科学技術は、別の意味で素晴らしい)、「脳」はもう、ウイルスはいなくなったものと誤解して、熱を下げる指令を出してしまいます。
それにより、喜ぶのは、ウイルスなのです。今までお縄がかかっていたものをいきなり解かれて、自由の身になるのですから。
それに引き換え、悔しがるのは、我々の岡っ引きである白血球。せっかく一網打尽にしてやろうと考えていたのにそれを邪魔されたのですから。

つまり、「病気」とは、我々の体を健康な状態に戻そうとする大切な「味方」なのです。

では、なぜ、その「味方」が我々自身を肉体的に苦しめる(痛みだったり、だるさ等々)のでしょうか?

それには、大きく3つの意味があるのです。

一つは、本体(体自身)を動かさない為。
動かさないようにして、すべてのエネルギーを治療のために使えるようにしているのです。

二つめには、食欲をなくさせる為。
食べるという行為は、動物にとっては、非常にリスクを伴う行為(「腸」の働きでお話しをしました。)であり、食べないことで、全力で体内の敵または、障害の修復に立ち向かうことができるようになるのです。

三つめには、「痛み」の意味です。
「痛み」が伴うと、我々はそこに意識を集中するようになるのです。それにより、その部分の血流量が倍以上に増えるといった研究報告があります。つまり、「痛み」を与えることにより、より短時間で問題部位を修復するようなメカニズムになっているのです。


こうやって考えると「病気」は、我々にとって『大切な現象』だと理解することができるでしょう。
しかし、カウンセラーの皆さんは、こんな質問を受けたことがありませんか?

「では、『癌』とか、『白血病』とか、我々を死に追い込む「病気」も我々の「味方」と言えるのか?」といった疑問です。

 課題1:カウンセラーであるあなただったら何て答えますか?