チェンマイのお祭り『ロイクラトン』

チェンマイの最大のお祭り『ロイクラトン』

「ロイ」は流す、「クラトン」は灯篭、日本のお盆と正月を合わせたようなお祭りが、「ロイクラトン祭り」で、街中の人々が思い思いの「クラトン」をつくって自分の髪の毛とお金を入れロウソクと線香に火を付けて川に流すのである。それによって、昨年までの邪気や悪い事を水に流し、新しい年の準備をするのがこのお祭りの目的である。また、その時に家族(子供の成長や受験合格等)の幸せや仲間との希望(願い事)を書いた「コムロイ」(ゴミ袋の様なものの下に燃料を付け、
それを燃やす事で気球の様に空に飛ばすもの)も沢山の方々が空にお祈りをしながらあげる。11月6日(木)〜8日(土)までの夜、「コムロイ」がチェンマイの空全体を、「クラトン」が市内の川全体を覆い尽くすのである。

始めての「ロイクラトン」に参加して

チェンマイの学校でも授業後、この「クラトン」の作成があり、バナナの幹を輪切りにした土台にバナナの葉っぱで王冠を作り、その中を花で飾り、ロウソクと線香を立てれば出来上がり。木曜日の晩、明日は試験というのに皆で市内のお魚の美味しい料理や「Yaya Antique」で食事をしてから市内のビン川に流しに行った。ものすごい人でちょっと気を許せば直ぐに迷子になる様な状態で昼間作った「クラトン」を川に流しに出かけた。川の仮設の流し場で各々が祈りを込めながら流したが、そこには「カッパ」の様な流し請負人もいて、10バーツで願いを込めた「クラトン」をお願いをした。その後、市内に戻りながら今度は、「コムロイ」上げにもトライをして、廻りの観光客の写真攻撃を浴びながらも無事に空に希望を乗せた「コムロイ」を上げる事が出来た。夜空にすごいスピードで上昇して行く「コムロイ」はとても綺麗で感動だった。その後、明日はテストだというのにどんちゃん騒ぎで午前様になった事は、言うまでもない!合掌(サワディー)