東洋医学の原点「五行論」


「五行論」では、「五行配当表」により、「内臓」と「色」の関係を表現しています。

・・・《臓腑》→《色》→《感情》
木性 : 胆嚢・肝臓→緑・青→怒
火性 : 小腸・心臓 →赤→喜
土性 : 胃・脾臓(膵臓) →黄 →思
金性 : 大腸・肺→白→悲
水性 : 膀胱・腎臓→黒 →恐

我々の身体は、60億個の細胞の寄り集まりです。その一つ一つの細胞が、生命活動(電気的な活動)を行っています。その各臓器の活動を監視しているのが自律神経なのです。

この、自律神経は、管制塔である「脳」に24時間その情報を送りつづけているのです。

「脳」は、自律神経からの情報を常に分析をして、全感覚器や内臓に自律神経を通して命令を出しつづけているのです。

その命令の伝達手段が電気の波なのです。

例えば、「肝臓」の異常な電波が、「脳」に伝わると、その電波を正常に戻そうと「脳」は、相反する周波数の波を自律神経を通じて全身に送ります。つまり、「肝臓」が出している波と「脳」が出した波を足すと正常な波になるいうことです。

これを「治癒力」と言います。

この「脳」からの命令が五感(視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚)にも伝わりますから、各感覚器は、「肝臓」を治癒し易いものを無意識に選ぶようになるのです。

例えば、
「視覚」は、肝臓の配当色である、緑・青色を好むようになる。
「聴覚」は、心を鎮めるような自然な音やリラックスできる音楽を求める。
「味覚」は、酸味のきいたものを求めるようになる。
「臭覚」は、森林浴のようなものを求める(酸味を求める場合も)。
「触覚」は、植物や木製のものに触れたくなる。

つまり、我々の好みというものは、自分自身を正常化に働く方向に常に働いているということなのです。
では、その異常な波長が生じる根本的な原因とは・・・

それが、社会に存在する、5種類のストレスなのです。

この考え方が基準で、我々カウンセラーはメンタル面のカウンセリングを行うことにより、そのかたの心身が、より正常に近づけるようなお手伝いをしているのです。

今回は、その中の「色」に焦点を当てて考えていきましょう。