評判の良い「占い師」になる秘訣!
刷り込み(imprinting):一瞬の出来事が印刷されたかのようだとの意味
評判の良い「占い師」と悪い「占い師」の違いは何でしょうか?
その通り、「当たる」か「当たらない」かなのです。
では、「当たる占い師」は、本当に霊感が優れていたり、特殊な先を読む力を持っているのでしょうか?
霊的な能力は、別の機会のテーマとして、実は優れているのは、①「演出」の素晴らしさと、②「誘導尋問」の素晴らしさ、相手の③「観察力」の素晴らしさなのです。
実は、『現象心理学』を理解する時にも、「素晴らしい占い師」と同じ能力や技術を必要とするのです。
つまり、『現象心理学』の達人は、「有名な占い師〜○○の母〜」になる、資質があるということなのです。
といっても、真剣にこれで生計を立てようとするならば、並々ならぬ努力と根性が必要とされるので、お勧めはできませんが・・・!
では、話しを元に戻して、①〜③に関して少し触れてみましょう。
①「演出」では、占いの館に行けばわかりますが、ライトは少し暗め、おどろおどろしい雰囲気の中、テーブルには水晶やカード等が置かれ、占い師は低い声を出しながら、いかにもクライアントを自分の世界に導こうとする演出を行っています。
さて、我々はどうでしょう?「五角形のシート」を用いながら、淡々と理論を展開していくだけですが、実は、クライアントには、「あなたが答えたシートには、『深層心理』がはっきりと記されている」ことをいつの間にか『刷り込んで』いるのです。
②「誘導尋問」では、評判の良い占い師は、10の質問中2以上当たれば、クライアントは自分の事を信用することを知っているのです。ですから、「他人が知らないことを当ててしまう!」といった状況を作ることから始まります。これが「誘導尋問」なのです。
水晶に何か階段のようなものが見えていますが・・・ 私の実家の階段ですか?
それを登っていくと、右に何か押入れみたいなものが見えて・・・ 私の部屋です
その中に、四角い箱に入った写真が・・・ 私は、過去の写真を可愛いお菓子の箱に
あなたが、お母さんに抱かれて笑っている・・・ 私の七五三の時の大好きな写真が
その写真の背景に何か動物のような影が映っている・・・ 熊ぬいぐるみが
あなたは、そのぬいぐるみをどうしてますか・・・そういえば押入れに入れっぱなしで
ぬいぐるみが涙を流しながら何かを訴えています・・・
水に関わる・・・男性が苦しんでいる・・・靴を投げている・・・
クライアントは、泣きながら「そうなんです、実は先週、二人で海に行ったときに二人の将来の話をするはずだったのに、少しのことで喧嘩になって私が起こって彼に靴を投げつけてしまい・・・それから・・・怖くて電話なくなってしまって・・・」
素晴らしい占い師ですよね、でも、このキーワードは実は、このクライアントが入室から、服装、持っているもの、話し方、表情からでたイメージを当てずっぽに単語を並べただけなのです。よく、考えると多くの方が思いつく単語ばかりです。それを、クライアントは、勝手に自分で連想させて、つなぎ合わせ全ての単語を結び付けてしまっていたのです。
つまり③「観察力」から、「誘導尋問」の中で、確率的に当たりやすくクライアントにとって重要なキーワードを短時間で推測した結果なのです。
しかし、大切なのは、これからです。事実を当てただけでは、クライアントは納得しません。
そのあとが大切で、そのあとの対応をアドバイスすることがクライアントの安心感につながるのです。
「まずは、もう一度、あなたの大切なクマのぬいぐるみを今のあなたの寝室に置いてください。そして、そのクマに向かって常にあなたの正直な気持ちを話してください。そうすれば、クマのぬいぐるみがあなたの願いを叶えてくれます。」
本来、全員が自分の望む答えを持っています。ただ、それを後ろから押してあげることが占い師の重要な役割なのです。
「占い師の○○さん。先日は、ありがとうございました、あれから、すぐにクマのプーをベットに置いて、正直な言葉をかけたところ、不思議とすぐにうまくいってしまうのです。彼と話したいと思った瞬間、彼から電話が来たり、無くしたものをプーにお願いするとすぐに見つかったり・・・!」
だから、「評判の良い占い師」になるのです。
何となく我々の「カウンセリング」と似ていませんか?
つまり、我々の役割も評判の良い占い師が行っていることと同じなのです。クライアントの話や表情、しぐさをよく観察をしながら、その方の本心を見つけ出し、そのキーワードを発するだけで、相手は勝手に納得してしまうのです。
<問題6>の私の考え方