「天に向かって唾を吐く!」〜波動の法則〜


『現象心理学』の根本的な考え方は、「自分が源で全ての物事が起きている」と常に捉えるということなのです。

これは、「波の伝達」に似ています。自分が起こした波は、「波紋」として広がっていきますが、ある壁(他人)にぶつかるとその波が反射して自分の方へ戻って来るのです。

この波がよい波ならば、良い波として戻って来ますし、悪い波ならば、悪い波として・・・。

これは、実は「自然界の法則」でもあるのです。

たった、この簡単なルールをあなたは、知るだけで全ての事をあなた自身でコントロールできるようになるのです。

また、こういったパターンも考えてみましょう。あなたが起こした波が、ある壁(他人)で増幅したり、弱まったり、消えたり、または、まったく波長が変わったり・・・。

では、なぜ、このように変化するのでしょうか?それは、あなた自身と壁の関係がこのような変化を与えているのです。

あなたと何の利害関係がない壁(他人)ですら、あなたの第一印象を「良い」とか「暗い」とか「怪しい」・・・と感じるだけで、あなたが発した波は、壁(他人)にあたった瞬間に変化をおこすのです。

だからといって、「現象心理学」は、良い人を演じ続けなさいと言っているのではないのです。

常にあなたから出す波を本音から出るきれいな波であれば、必ず、良い波として帰ってくるはずだと言っているのです。

そのためには、あなたの「言動」と「本音」が常に一致するように努力をしてください。

確かに、この混沌とした社会で生きていくためには、「そんな甘い考え方ではつぶされてしまう!」と思う気持ちもわかります。

ただ、「地に足がついている人」の方がやはり幸せに生きているような気がするのは私だけでしょうか?

カウンセラーの講習会の時に、「子供の自分」を瞑想させるプログラムがあります。

その実習の直後の受講者の目は、本当にキラキラと輝いています!

本当は、誰もが常に「子供の自分」を持っていて、「大切な宝物」として心のどこかに常に持っているのではないかと私は思うのです。

ですから、カウンセリングの時は、私は、目の前のクライアントの姿は全く気にすることがなく、その方の子供の時の映像が浮かんできてとても愛らしく(とても怖そうな人でも・・・)感じるのです。

そして、カウンセリング中もその目の前の子供のクライアントと話をしているような錯覚を覚えるのです。

<問題7>の私の考え。