「声枯れ」、「ぜんそく」のお話
「声枯れ」の原因は、「喉頭炎」「声帯ポリープ」「喉頭癌」「声帯結節」「声帯麻痺」などが医学的には考えらます。また、痛みを伴う場合は、「喉粘膜の炎症」かもしれません。
しかし、これを『現象心理学』の角度から見たらどう捉えればよいでしょう。
『現象心理学』の基本的な法則は、
① 自分自身が無意識に望んで起こしたと考える。
② この症状を起こすことにより、身体があなた自身に何か重要なことを伝えようとし
ていると考える。(これ以上重大な病気や出来事が起こる前にブレーキをかけさせ
る。)
③ 究極のゴールとして、あなたの家系(血統)に引き継ぐ呪縛を認識させる現象と
して身体が訴えている。
これらの法則から、「声枯れ」といった現象をどう理解することができるでしょう。
つまり、「今まで自分の言いたいことを抑えてきた!」または、「言わなければいけないとわかっているのに、それをずっと言い出せなかった!」といった状況が、この症状が起きる前にあったのではないかと考えるのです。
こういった時、人間の体は、どういった反応を見せるかというと、咽頭の部分に知らず知らずのうちに余分な力がかかり続け、長期間の血行不良が起こっているのです。それによって、その部分の免疫機能が異常に低下をして、炎症を起こりやすくしていると考えるのです。
確かに喉の使いすぎから起きる、血行障害(炎症)も考えられますが、それよりも、やはり「言えない」とか「言いたくない」といったストレスからくる血行障害の方が深刻な病気につながりやすい傾向があるといえるでしょう。
では、身体は、そういった症状からいったいあなたに何を伝えようとしているのでしょうか?
問題2を見ると、
「今日は大切なプレゼンの日なのに、声がでなくなった・・・」
ということは、身体自身は、「この仕事をこのまま続けるとあなたの体は、確実に悪い方向へと移行しますよ!」と暗黙のうちに知らせているのではないでしょうか?
特に喉に炎症がみられるということは、陰性の病気(脳腫瘍や脳梗塞等)に移行しやすいと教えてくれているのかもしれませんし、仕事の側面からいうと、最悪の事態になることを予測しているのかもしれません。
だからといって、「転職すべき」とか、「業務内容を見直せ」といっているのではなく、
「なぜ、自分はこの会社を選んだのか?」
「なぜ、自分は、今、ここにいるのか?」
「なぜ、自分がこのプレゼンのチャンスを得たのか?」
「本当に自分一人で今を生きているのか?」等々、
あなたの身体は、あなた自身について「喉枯れ」を引き起こすことにより、真剣に考えるチャンスを与えてくれたのではないでしょうか。
もし、あなたが「声枯れ」を起こしたならば、単純にこう自分に聞けばよいのです。
「私は、いったい何を隠そうとしているのだろう。」
「なぜ、正直に伝えることができないのだろうか。」
・・・「本当の私が望むことは?」・・・
「嘘の自分を貫くよりは、正直な自分を貫いた方が、必ずうまくいく!」
「『声枯れ』を起こした喉に心から感謝します。私に大切なことを教えてくれて!」
後は、あなたの「喉」が望むとおりにしてあげればよいのです。
では、『ぜんそく』はどのように捉えればよいのでしょう?
この病気は、最近特に大人に多く見られる「ストレス病」の一種なのです。
東洋医学的に言えば身体が冷えから水滞を起こし、水分を短時間で「呼吸」というメカニズムで排出するために「ぜんそく」の症状を引き起こしていると考えるのですが、
『現象心理学』では、「愛情不足」のストレスからこの症状を引き起こしていると考えるのです。
特に「父親的な存在」に対する、「愛情不足」。
ですから、子供の「ぜんそく」を除いて、特に女性に多いのがこの病気の特徴ではないでしょうか。
本当は、思い切り甘えたいのです。その象徴として、「ぜんそく」といった一番甘えやすい症状を引き起こしているのです。
ところで、周りで「ぜんそく」で苦しんでいる方がいたらあなたはどうしますか?
以上 <問題2>の私の考え方です。